体験談
癒しの旅路 その6 自分を攻撃するもの
Cさんに2回目のセッションを受けました。
今回は自己否定感を取り上げました。ぼくは強烈な自己否定感に襲われることがあり、時には苦しくて立っていることすら困難になることがあります。どうしたらもっと伸び伸びと振舞えるようになるのだろうか?
Cさんいわく、
「自分を責めているのは自分自身です。人から否定的な言葉をかけられることはあるけどそれをどう受け取るかは自分しだい。あなたは受け取った言葉を増幅させて自分に向けている。これでは伸び伸びと振舞えるように、というのはとても難しくなります。」
とのことでした。そこで今回は自分の中の人格をわけてそれぞれで話し合う、というワークを行いました。3つのイスを置き、それぞれに
A 無能な自分を責める自分
B 普通の自分
C それをいたわる自分
がいるとしました。
まずAのイスに座り、Bに対して言いました(面白いことにこうするとそれぞれの人格の気持ちになって話すことができるのです)。
A「(厳しい口調で)もっとしっかりやれ、ちゃんとやらないとダメだろう。ぬけているし、叱れば萎縮しておかしくなる。扱いにくくてしょうがないよ」
Bのイスに座りその言葉を受け取ると辛くて何も言えません。グウの音も出ない。その気持ち、表情は普段のぼくそのものでもあります。
そこでCに座り話す。「大丈夫だよ、間違いはみんなある。上の人だってキャリアがあるからできるだけであってそんなに極端に自分を責めることはないよ」。
B(素の自分)は基本的にAが主導権を持つべきと思っています。自分はだらしないし、社会で生きていくのはもっとひどい人とも渡り合っていかないといけない。きついけど基本的にこの人についていかないといけない。
AとBは姉とぼくの関係そのものでした。ぼくはしっかり者の姉に小さい頃からひたすら責められ続けていました。
そうして育つ過程のなかでぼくには「自分はだらしない、だめな人間なんだ」という信じ込みが形成され、そしてそれを激しく責めるもう一人の自分(=姉)ができてしまったのでした。
強烈な自己否定感はこのAが主導権を持って自分のなかに存在しているからのようです。
AとBの関係が改善すれば現実の人間関係、自己否定感も変わってくるはずですよ、とアドバイスされました。
とても納得のいくものでした。
しかし、ここでのセッションはあと一回受けましたがそれ以来行かなくなりました。理由は現実に変化が感じられなかったからです。
今思い返しても良質なセッションを受けていたんだなあ、と思いますがとにかく切羽詰っていましたので「もっとほかにいいところがあるかもしれない」との気持ちで別のいろいろなところを尋ねることになります。
カウンセリングや心理療法を受ける、ということは急いで結果をもとめるものではなくじっくり腰をすえて取り組むべきものだと今は思いますがそのときのぼくにはそんな余裕はありませんでした。
