体験談
癒しの旅路 その22 変容していくことへの恐れ
また、Fさんにスリーインワンのセッションの予約をしました。前回のセッション以来、ぼくはバイトを増やし徐々に社会復帰しつつありました。
前の職場を辞めたときはとにかく「人と関わりたくない」「仕事らしい仕事はしたくない」との思いから警備員のバイトを生活に必要最低限なぶんだけやっていました。
自分の内側から聞こえてくる自己否定の声があまりに強くてどうしようもなくなっていたからでした。
前回のセッションでそのことに気づき、傷ついた過去の自分(インナーチャイルドといって良いと思います)をいたわろうと決めたときから少しずつ社会復帰する気持ちを取り戻しつつあるようです。
しかし、仕事(バイトですが)を再び始めるとやはり以前と似た問題が必ず起こってきます。自分自身が変わらないとやはりどこへ行っても同じ問題に出くわしてしまうようです。
ぼくにとって今、一番大きな問題は「権威者への恐怖、葛藤」です。
こむずかしい言い方になってしまいましたがようは職場の上司に対する恐怖です。新しい職場なので仕事を教えてもらい、指示をされるのですがそれにいちいちビクビクし、恨みに近い恐怖を感じてしまう。
実際、それぞれの職場の上司はみんな優しく、過剰に恐れる必要などどこにもないのですがそうなってしまう。
何だか、「お前はダメだ」と責められているような錯覚に陥ってしまうのです。客と接しているときも同じ。少しでもミスすれば激しく攻撃されるような気がしていつも過度に緊張してしまう。
他人どうこうよりも、自分のなかに「お前はダメなヤツだ。少しでもミスすれば激しく攻撃してやる」と言い続ける自分がいるからだと思います。
そんな自己否定感とさらに向き合おうと思ってセッションを申し込みました。
しかし、明日セッションを受けるはずだったのですが、今日Fさんから急遽キャンセルしてほしいとの連絡が入りました。Fさんのお母さんが危篤だというのです。当然、「いつでも構いませんのでそちらを最優先させてください」と返事を返しました。
Fさんの心中を察して心配になったのはもちろんですが、ぼくのなかにはもひとつの思いが浮かびました。
「まただ・・」
実はセラピストの方にセッションを予約したらその親が危篤になってしまわれた、というのはぼくにとって2回目です。
単なる偶然だとはとても思えないのです。
