体験談
癒しの旅路 その19 連れて生きる思い
また、Fさんにスリーインワンのセッションをお願いしました。
「失敗に対する恐れ、無能な自分が人に責められる」ことに対するストレスを取り除くことを目標としてセッションを行いました。
出てきたのは小学生の頃、幼馴染のいとこに相手にされていないと感じた出来事が出てきました。
いつものようにイメージのあと、修正を行いました。いつもならこの後、ネガティブな思いが良いイメージに好転するのですが、今回はそうなりませんでした。
修正後のイメージではとにかく自己否定の気持ちに押しつぶされそうになり、苦しいイメージでした。
灰色のごつごつした岩のかたまりが自分を圧迫して苦しい。Fさんにそのイメージを変える誘導をされましたが、できない。
自己否定、無価値感がこころをつぶそうとする。自力で変えることはできないし、おばあちゃんも誰も助けに来てくれない。この深い自己否定感情は救いようがない。深い闇の中。
しばらくその状態が続きました。しかし、やがて何となくわかってきました。
この感覚、強烈な自己否定感情は昔からぼくのこころの奥底に深く居座る思い。簡単に消したり、どこかに追いやってしまえるものではない。
とりあえずこのカタマリとしばらくはともに生きていく必要があるんだろうということでした。
一見、ネガティブにしか思えないこの自己否定感情のカタマリは、おそらく今の自分には必要なものでしょう。まずはこのカタマリを認め、ともに生きるという決意が必要なのだと思いました。
ぼくはもともと、強烈な自己否定感情と対人ストレスで引きこもり寸前になり、それからあちこちで心理療法を受け始めました。
その結果、色々な方にお会いすることができたし、貴重な経験をたくさんさせていただきました。そして昔から深く引きずっていた家族のトラウマをかなりの部分、解放することができました。
つまり、ネガティブな感情は新しい出会いや経験、癒しの世界へ関わる道を拓いたともいえるわけです。
今、強烈な自己否定感情はまだ手放すことはできないけれど、この感情が導いていく道や出会いがあると思うのです。
道の先には何があるかはわかりません。ハッピーエンドかどうかもわかりません。
しかしぼくは今、歩むべき道を歩いていて、連れるべくしてこのカタマリを連れて行くんだということが理解できました。それが今のプロセスになるようです。
新しい選択 連れていく
新しいひとりごと いっしょに生きよう
新しいふるまい 連れて生きる
